ACVP認定の病理専門医が丁寧に診断をします

病理医紹介

田邊 美加(Dr. Mika Tanabe, DVM, DACVP [Anatomic, Clinical])

動病診創立者の獣医師・田邊美加は、2003年に日本人で初めて米国の獣医病理学専門医(解剖病理)を取得し、その後10年にわたり、米国の検査会社最大手であるAntech Diagnostics社で第一線の病理専門医として活躍しました。

また2011年には、臨床病理の分野でも米国獣医病理専門医の認定を受けています。米国獣医病理学会(ACVP)認定の専門医で、解剖病理と臨床病理の両方を認定されたいわゆる「ダブルボーダー」は希少で、世界的に見ても、約2200人ほどいる米国獣医病理専門医の中でわずか数%と貴重な存在です。

その高度で特殊な知識を生かし、骨髄の細胞診とコア生検の両方の病理学的検査を行い、さらに末梢血の情報も加味して診断を行う事ができます。また、Antech社では皮膚病理のスペシャリストとして、特殊な皮膚病のケースをDr. Karen BealeやDr. Valorie Fadokら米国獣医皮膚学専門医と共に担当し、両氏から絶大な信頼を得ました。骨髄、皮膚病理のほか、腫瘍診断、感染症、病理解剖も得意とします。

田邊先生を推薦します!

Antech Diagnostics社で田邊先生は10年間勤務されましたが、先生は特に優れた病理医でした。私がこれまでに雇った中でも最も優秀な病理医の一人だったと言えるでしょう。
Antech Diagnostics社を利用する獣医師は、田邊先生のことをすぐに気に入りました。田邊先生は診断に対して深い洞察力があり、また社交的で、そして常に病理医として努力する姿勢があるからです。
私は、自信をもって田邊先生を推薦します。
Antech Diagnostics
解剖病理診断本部 元本部長 Dr. Jeffrey L. Edwards

卒後継続教育関連雑誌への寄稿

  • バイオプシーの基本 J-Vet 2012年 11月号
  • 皮膚バイオプシーの基本 J-Vet 2012年 11月号
  • JVM(獣医畜産新報) 2014年 Vol.67 No.2 書評
  • Dr. Mikaと一緒に学ぼう スキスキ細胞診 ドキドキ病理学 J-Vet 2013年 6月号~2014年 7月号
  • Dr. Mikaの病理学ドキドキ事件簿 J-Vet 2014年 8月号~2016年3月号
  • 低グレードリンパ腫と慢性リンパ球性白血病 ~細胞診で注目するポイントとは~ Joncol No.18 2015年 1月号
  • 猫の線維肉腫のサージカルマージン Joncol No.20 2016年 1月号
  • 細胞診の兵法 ~そして相手を知る~ その2 リンパ節・脾臓の細胞診 mVm 166 2017年1月号
  • ふしぎ・なるほど・おもしろい 病理診断つれづれノート J-vet 2016年4月号~2018年3月号

写真を多用した詳細な報告書

きれいな写真で、視覚的に病理所見を理解できます

マージン判定

  • 腫瘍はマージンの報告をします
  • 悪性の場合は測定値を報告します
  • 正確なマージン判定のため、切除縁にはインクを塗布しています
  • 顎、断脚、消化管などの大型の組織もマージン判定をおこないます (特殊組織は獣医師が切り出しします)

正確な診断

  • 免疫染色・特殊染色、遺伝子検査など、必要に応じて追加検査を提案します
  • リンパ腫はWHO分類を行います (組織で免疫染色を行った場合)
  • 世界基準に沿った診断を行います
  • 診断が難しい症例に関しては、論文などで報告がないか確認をしています

臨床に役立つ情報

  • 疾患に関連する情報を記載します
  • 引用論文を記載しています

ホットラインで病理医と直接会話できます

  • 直通電話でどんな小さなことでもご相談ください( 獣医師専用です)
  • 経験豊富な病理専門医が丁寧にお答えします

特殊な病理検査はお任せください!

眼球 

肉眼所見、組織所見の両方を報告します

病理医が切り出しを行います

良好な切片が得られるように、特殊な方法でスライド作製を行っています

眼球全体像を確認するため、デジタルスキャナーを活用しています

希望病院には、デジタルデータを提供します(有料)

皮膚病理 

被毛の毛周期の状態を判定します(非炎症性脱毛症の診断に)

自己免疫疾患の診断

原因不明の皮膚疾患

    

骨髄検査

骨髄塗抹、骨髄コア生検、血液塗抹、CBCデータをすべて総合的に判定します

骨髄塗抹だけ、コア生検だけ、もOK!